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業務用エアコンのリース選択のメリットとデメリットを解説!手続きの流れやよくある質問にも回答

業務用エアコンのリースを検討しているけど、「リースにはどんなデメリットがあるのか?」「契約のながれを知りたい」など、このようなお悩みをお持ちの方に向けて、リースの基本情報からメリット・デメリットまで網羅的に解説します。

本記事の内容

  1. リースの基本情報と導入の流れ
    契約の手順から注意点まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
  2. リースのメリットとデメリットの徹底比較
    リースによる節税効果や初期費用削減などの利点と、契約時のリスクも詳細にご紹介。
  3. 契約後のトラブル回避方法
    契約時に押さえておきたい中途解約や重要ポイント、契約終了後の対応まで網羅。

記事を読めば、リース導入のメリット・デメリットを正確に理解し、「どのようにリースを導入し、賢く使いこなすか」が具体的にイメージでき、導入後のトラブルを防ぎ、事業に最適な選択ができるでしょう。

業務用エアコンをリースするメリット

ここでは業務用エアコンをリースするメリットをいくつか提示していますので、それぞれ解説していきます。

初期費用がかからない

業務用エアコンのリースでは、導入時に大きな初期費用を負担する必要がありません。通常、購入する場合はエアコン本体の費用や設置工事費用など、まとまった金額が必要です。しかしリースなら月々の支払いに分割されるため、初期の資金負担を軽減できます。このため、新規事業の立ち上げ時や資金を温存したい場合には非常に有効な選択肢といえます。

経費で処理できるため節税になる

リース料は基本的に経費として処理できるため、法人税の節税効果が期待できます。購入した場合は減価償却の対象となり、長期間にわたって資産計上する必要がありますが、リースではその都度発生したリース料を経費に計上できるため、毎年の税負担を軽減することが可能です。特に中小企業にとってはキャッシュフロー改善の一助となります。

銀行借入枠の温存

リースを利用すると、設備資産として計上せずに済むため、銀行からの借入枠を温存することができます。大規模な設備投資を銀行融資に頼らなくても済むため、将来的に他の事業拡大や新しいプロジェクトに資金を振り向けることが容易になります。資金調達の自由度を確保できる点が、リースの大きな魅力の一つです。

修理費が無料になる場合がある

多くのリース契約では、契約期間中に発生する故障や修理費用がリース会社によってカバーされることがあります。特に故障時に即時対応が必要な業務用エアコンにおいて、修理費用を気にせず迅速な対応を受けられるのは大きなメリットです。これにより、事業の継続性が確保され、急な出費に悩む必要もありません。

契約期間中や契約終了後のサポートが手厚いものもある

リース会社によっては、契約期間中だけでなく契約終了後も継続的なサポートを提供するケースがあります。例えば、定期的な点検や部品交換、契約終了後の新機種への更新プランなどが含まれることもあります。こうした手厚いサポートにより、エアコンの長期利用が計画的に行えるため、安心して設備運用が可能になります。

天災や事故による損害には動産保険が適用される

リース契約には、天災や事故によってエアコンが損傷した場合に適用される動産保険が含まれることがあります。地震や台風などの自然災害、突発的な事故による損害から企業を守る仕組みが整っているため、万が一の事態にも迅速に対応できます。この保険によるカバーは、特に自然災害が多い地域での導入時に安心材料となります。

業務用エアコンをリースするデメリット

続いて、業務用エアコンをリースするデメリットも提示していますので、それぞれ解説していきます。

総額は購入よりも高くなる

リースは毎月の支払いが一定であるため資金計画が立てやすいというメリットがありますが、長期間にわたって支払い続けるため、トータルコストは購入よりも高くなることが一般的です。これはリース料にリース会社の利益や管理コストが含まれているためです。

例えば、100万円のエアコンを5年間リースする場合、月額リース料が2万円だとすると5年間で120万円を支払うことになります。このように、購入と比較して総額が割高になる点は注意が必要です。

中途解約ができない

リース契約では、原則として契約期間中の解約ができません。これは、リース会社が契約に基づいて機器を調達しているため、途中解約によって損失が発生することを避けるためです。契約期間中に設備が不要になった場合でも、リース料の支払いは継続する必要があります。

ただし、リース会社によっては解約時の違約金や特約条項が設けられている場合があります。契約時にこれらの条件を事前に確認することが大切です。

所有権はリース会社が持つ

リース契約では、エアコンの所有権はリース会社にあります。つまり、リース期間中はエアコンを自由に売却したり、他の用途に転用することができません。また、契約終了後に返却する場合は、エアコンがリース会社の資産として管理されているため、返却時の状態にも注意が必要です。

所有権がないため、資産管理や減価償却などの手続きが不要となる反面、長期的に自社資産として利用したい場合にはリースは向いていないと言えます。

契約には審査が必要

リース契約を結ぶ際には、リース会社による審査が行われます。これは、リース会社が長期間にわたり安定した支払いを受けられるかどうかを判断するためです。審査では、企業の信用情報や経営状況、財務状況などが確認されるため、これらの条件を満たさない場合は契約が難しくなることがあります。

特に新規事業や業績が安定していない企業は審査に時間がかかったり、条件が厳しくなる可能性があります。

希望する機種がリースの対象外の可能性

リース契約で取り扱えるエアコンの種類には制限がある場合があります。特に、ダクト埋込形などの特殊な設置が必要なエアコンは、リースの対象外となることがあります。これは、これらのエアコンが設置工事や撤去に大きな費用や手間がかかるためです。

リースを検討する際は、導入を希望するエアコンの種類がリース契約でカバーされるかどうか、事前にリース会社に確認しておくことが重要です。これによって、契約後のトラブルを防ぐことができます。

業務用エアコンリースの流れと契約手順

リース契約の流れ(審査・契約・工事設置まで)

業務用エアコンのリース導入は、以下の手順で進められます。

Step①:お問い合わせ・相談

まず、リースを提供している会社に連絡し、導入を検討していることを伝えます。この  際、希望するエアコンの種類や設置場所、予算などの情報を共有します。

Step②:現地調査・見積もり

専門スタッフが設置予定の場所を訪れ、適切なエアコンの選定や設置方法を検討します。 その後、見積もりが提供され、リース料や契約期間などの詳細が提示されます。

Step③:リース申込・審査

見積もり内容に納得したら、正式にリースの申し込みを行います。リース会社は、申込者 の信用情報や財務状況を基に審査を行い、契約の可否を判断します。

Step④:リース契約の締結

審査が通過すると、リース契約を正式に締結します。契約書には、リース料、支払方法、 契約期間、保守サービスの内容などが明記されます。

Step⑤:設置工事の実施

契約締結後、専門の工事業者がエアコンの設置工事を行います。工事のスケジュールや所 要時間は、事前に調整されます。

Step⑥:リースの開始

設置工事が完了し、エアコンの稼働確認が済むと、リースが正式に開始されます。以降、 契約に基づきリース料の支払いが始まります。

 

リース期間満了後はどうなる?(レベルアップ更新・再リース)

リース契約の期間が終了した際には、以下の選択肢があります。

レベルアップ更新  

   現在使用しているエアコンを最新の機種に入れ替え、新たにリース契約を結ぶ方法です。 これにより、最新の技術や省エネ性能を持つエアコンを引き続き利用できます。

再リース  

   現在のエアコンを引き続き使用する場合、再リース契約を結びます。再リース料は、通常 のリース料よりも低く設定されることが多く、1年ごとの契約更新となります。

返却  

   リース期間終了後、エアコンをリース会社に返却する方法です。この場合、取り外しや運 搬にかかる費用は利用者の負担となることが一般的です。

買取(契約内容による)  

   契約内容によっては、リース期間終了後にエアコンを買取ることが可能な場合もありま  す。ただし、全てのリース契約で買取が認められているわけではないため、事前に契約内 容を確認することが重要です。

リース契約を検討する際には、契約期間満了後の対応についても事前に確認し、自社のニーズに合った選択肢を選ぶことが大切です。

リース契約時と契約後の注意点

リース契約の条件と審査のポイント

業務用エアコンのリース契約には、いくつかの条件と審査基準があります。主なポイントとしては、以下の点が挙げられます。

・事業者としての信用力
法人や個人事業主の信用情報が重視されます。過去の支払い履歴や経営状況がチェックされることがあります。

・事業の実績
設立から一定期間が経過している企業や安定した売上がある事業者は、審査が通りやすい傾向にあります。

・提出書類
契約時には、事業の登記簿謄本や決算書、見積書などが必要です。

例えば、設立間もない事業者の場合、保証人や追加の担保が求められる場合もあります。事前に必要書類を確認し、準備を進めることが重要です。

中途解約やリース期間終了後の選択肢

リース契約の中途解約には注意が必要です。多くのリース契約では、途中解約が認められないか、高額な違約金が発生します。中途解約のリスクを最小限にするためには、契約前に期間や費用について十分に検討することが重要です。

また、リース期間終了後には以下の選択肢があります。

・設備を返却する
・リース期間を延長する
・買い取る(追加費用が発生する場合が多い)

例えば、エアコンを5年間リース契約した後、設備を返却するか、残価を支払って買い取るかを選択できるケースがあります。契約時に終了後の選択肢を明確に確認しておくと安心です。

契約時に確認すべき事項

リース契約を結ぶ際には、以下のポイントを必ず確認しましょう。

・リース料金に含まれるサービス内容
保守点検や修理費用が含まれているかどうか

・契約期間とその終了後の取り扱い
返却、延長、買い取りの選択肢

・違約金の有無と金額
中途解約時にどれほどの費用が発生するのか

・保険の内容
動産保険が含まれている場合、その適用範囲を確認

実例として、ある小売店が契約時に保守サービス内容を確認せず、修理費用が別途請求されるトラブルが発生しました。このような事態を防ぐためにも、細部まで契約書を確認することが重要です。

契約前に納得できるまで内容を確認し、不明点があればリース会社に問い合わせることが成功の鍵となります。

よくある質問

リース契約の期間はどのくらいか?

一般的に、リース契約の期間は7年が基本とされていますが、4年から8年の間で選択できる場合もあります。 詳細はリース会社や提供するプランによって異なりますので、直接ご相談ください。

リース契約中に途中解約は可能か?

リース契約は原則として中途解約が認められていません。 万が一お客様の都合で解約を希望される場合、業者との契約内容にもよりますが、未経過リース料の一括支払いなどの違約金が発生することがあります。

リース期間終了後の対応はどうなる?

リース期間終了後は、以下の選択肢があります:

・再リース契約
再リース契約を結び、引き続き機器を使用する。再リース料は年間リース料が安くなる可能性があります。

・契約終了&返却
契約を終了し、機器を取り外してリース会社に返却する。この際、取り外し費用や運送費用はお客様の負担となります。

・新規リース契約
新規リース契約を結び、新しい機種をリース出来るケースもあります。

リース契約中の修理やメンテナンスはどうなる?

リース契約に修理保証が付いている場合、リース期間内であれば複数回の故障が生じた場合でも、その都度、無償修理が提供されることがあります。ただし、保証上限額はリース物件額となります。

これらの情報は、あくまで一般的な情報を元にしていますので、各リース会社や提供するプランによって異なる場合があります。詳細や最新の情報については、直接リース会社にお問い合わせいただくことをお勧めします。 

まとめ

この記事では、業務用エアコンをリースする際のメリット・デメリット、手順、注意点について解説しました。導入を検討する際には、以下のポイントを確認してみてください。

  1. 初期費用を抑えたい場合はリースが有利
  2. 総額費用は購入よりも高くなる場合あり
  3. 契約条件や審査を事前に確認することが重要
  4. リース終了後の対応(更新や再リース)も把握する
  5. メリット・デメリットを踏まえ、事業ニーズに合う選択を

リースを検討している方は、ぜひ本記事を参考に最適な選択をしてください。 

ABOUT ME
椋木 数馬
【監修者】:椋木 数馬 【所属】:株式会社アイドットコム | 営業課長 【経歴】:ビルメンテナンス業に従事したのち、空調コンシェルジュとして活躍 【資格】:空調コンシェルジュ 【プロフィール文】: 長年にわたりテナントビルや商業施設の空調部門に携わり、多くの施設が抱える空調に関する課題を的確に解決。複雑な設備のトラブルシューティングから省エネ対策の提案まで、多岐にわたる実績をもつ。2018年から空調機器販売のアイドットコムに所属し、顧客ごとのニーズに合わせた最適なソリューションを提案する空調コンシェルジュとして活躍中。多くのお客様から高い評価を得ています。 好きな食べ物はアサイーボウル。