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業務用エアコンの種類とは?それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説

業務用エアコンにはさまざまな種類があり、どのタイプが最適なのかを選ぶのは意外と難しいものです。この記事では、業務用エアコンの形状や種類についてわかりやすく解説し、それぞれの特徴や適した環境について詳しくご紹介します。

本記事を読むことで、以下のポイントが得られます

  1. 業務用エアコンの各種類の特徴と適した用途がわかる
  2. パッケージエアコンの特定の種類に関する詳細な理解が深まる
  3. 自分の施設に最適なエアコンの選び方が明確になる

この記事を読み終える頃には、どのエアコンがあなたのビジネスに最適かがはっきりと分かり、空調選びに迷うことはなくなるでしょう。

目次

業務用エアコンの種類

床置き型

室内の床に設置し、直接空気を吹き出す形態

床置き型エアコンは、室内の床に直接設置し、そこで空気を吹き出す形態です。床に置くだけのシンプルな設置方法が特徴で、あまりスペースを取らないという利点もあります。

室内の温度調整が早くでき、小型のため設置場所を選ばない

床置き型エアコンの最大の利点は、素早く室内の温度を調整できる点です。また、小型のため、オフィスの片隅や店舗の目立たない場所に設置することができ、設置場所に柔軟性があります。

直接風が当たるため、近くの人は強く感じる可能性あり

床に置いて直接風を吹き出すため、エアコンの近くに座っている人は風を強く感じることがあります。冷風や暖風が直接当たるため、快適さに影響する可能性がある点は注意が必要です。

小規模オフィスや店舗に向いている

このエアコンの特性から、小規模オフィスや小売店舗などの限られた空間での使用に適しています。特に、設置場所が限られている環境で効果的です。

壁掛け型

室内の壁面の設置する形態で、家庭用エアコンもこの形が主流

壁掛け型エアコンは、壁面に取り付ける形態で、家庭用エアコンの標準的な形です。室内の壁に設置するため、床を占有せずに空間を有効利用できるという利点があります。

壁に設置するため、壁がある場所ならどこでも設置できる

壁があれば、どの部屋でも設置可能な柔軟性を持ち、家庭やオフィス、宿泊施設などで幅広く使用されています。壁掛け型は、多様なシチュエーションに対応できるのが特徴です。

ただしこちらも直接風が当たるため注意が必要

壁掛け型は、空気を室内にまっすぐ吹き出す設計のため、風が直接当たる場所に座っていると不快感を覚えることがあります。風向きを適切に調整することが重要です。

一般的なオフィスや店舗、宿泊施設に向いている

家庭だけでなく、一般的なオフィスや店舗、宿泊施設においても利用されており、そのシンプルで取り扱いやすい設計から多くの場所で採用されています。

天吊り型

天井から吊り下げるタイプで、設置場所を選ばない

天吊り型エアコンは、天井から吊り下げて設置するタイプで、床や壁を占有せず、室内空間を有効活用できます。設置場所に制約が少ないのが利点です。

設置が簡単で、ダクトを通さず風を吹き出すため空調効率がよい

天井から吊り下げるだけで済むため、設置作業も比較的簡単です。ダクトを使わずに直接風を吹き出すため、空調の効率が高く、効果的に室内を冷暖房できます。

ただし本体が露出するため景観を損なう可能性もある

天井に露出して設置されるため、室内のデザインや景観に影響を与える可能性があります。特に、デザインにこだわりがある店舗では見た目に注意が必要です。

天井の高さが確保できるオフィスや店舗に向いている

天井の高さが十分に確保できる空間、例えば広いオフィスや高天井の店舗などに適しています。スペースに余裕がある場所で有効に機能します。

ビルトインカセット型

エアコン本体を天井に埋め込む形で設置する

ビルトインカセット型は、エアコン本体を天井内に埋め込んで設置するため、目立たず室内のデザインを損ないません。この設置方法により、空間全体の美観が保たれます。

フレキシブルダクトでつなぎ、吹出口に風を送る

エアコンから吹出口までフレキシブルダクトでつなぐことにより、柔軟な設置が可能です。このシステムにより、風を効率的に室内に行き渡らせることができます

レイアウトやデザイン性がある分、工事費用が高くなる傾向

天井に埋め込むため、設置には大規模な工事が必要です。そのため、工事費用は他のタイプよりも高くなる傾向にありますが、その分デザイン性が高い空間に向いています。

高級感を求める場所に向いている

ビルトイン型は、カフェやレストランなどデザイン性を重視する環境や、来客がある場所で使用するのに適しています。美観を損なわないため、空間の一部として馴染みます。

天井埋込ダクト型

天井に設置された空調ユニットから吹き出す空気を、天井裏に通したダクトで運ぶ形態

このタイプは、天井内に設置された空調ユニットからダクトを通して各部屋に空気を送るシステムです。ダクトで風を送るため、部屋ごとに柔軟な温度調整が可能です。

天井に設置するためスペースを有効に使え、空調の効率がよい

天井に設置されるため、床や壁のスペースを有効に使うことができます。また、各部屋に直接空気を送り込むことで、空調効率が高く、広い空間で効果を発揮します。

工事が複雑になるうえ、天井裏のスペースも必要

天井裏にダクトを通す必要があるため、工事は他のタイプよりも複雑です。また、天井裏に十分なスペースが確保されていない場合は、設置が難しいこともあります。

天井の構造や耐荷重を考慮しなければいけない

天井の構造や耐荷重をしっかり確認しなければなりません。特に大規模な空調ユニットは重量があり、設置場所の強度を事前にチェックすることが重要です。

天井埋込カセット型

1方向、2方向、4方向など種類が豊富

天井埋込カセット型には、1方向から4方向に風を吹き出すタイプまでさまざまなバリエーションがあります。特に、設置する部屋の形状に合わせて選択できる柔軟性が特徴です。

主流なのは4方向のタイプで、広い部屋でも効率よく温度調整できる

4方向型は、広い空間でも均等に風を送り、効率的に温度を調整します。このため、オフィスや店舗など、大勢が集まる空間での使用に適しています。

しかし天井に穴を開けたり、調整したりなど大掛かりな工事が必要

天井にカセットを埋め込むため、大掛かりな工事が必要となります。設置時には天井に穴を開けたり、カセットユニットを調整するため、工期や費用も考慮する必要があります。

広い空間に適している

天井埋込カセット型は、特に広い空間での使用に向いています。均等な風の供給により、快適な室内環境を作りやすいのが特徴です。

業務用エアコンの種類はこのように選ぼう

業務用エアコンを選ぶ際には、使用場所や設置場所、そして空調の重要性など、さまざまな要素を考慮する必要があります。以下のガイドでは、エアコンの選び方について具体的に解説していきます。それぞれの要件に合ったエアコンを選ぶことで、効率的な空調管理と快適な空間作りを実現しましょう。

どのような場所で使用するか

カフェやレストランなど、景観が大切な環境ならビルトイン型がおすすめ

カフェやレストランなど、訪れる人にとって空間の見た目が重要な場所では、ビルトインカセット型のエアコンが最適です。天井に埋め込まれるため、エアコンが目立たず、インテリアを邪魔しません。

倉庫やバックヤードなど、来客がないような場所なら壁掛けなどがおすすめ

倉庫やバックヤードなど、見た目よりも機能性が求められる場所では、壁掛け型エアコンが便利です。設置が簡単で、必要な空調を効率的に提供できます。

どこに設置するか

設置する部屋によって適した形態が異なる

設置する場所の広さや形状、利用目的に応じて、エアコンの形態を選ぶことが重要です。例えば、広い部屋では天井埋込カセット型が適しており、狭い部屋では壁掛け型が効果的です。

空調の重要性はどの程度か

室内を素早く、効率よく温度調整するなら4方向型の天カセ型がおすすめ

空調の効率が特に重要な場所では、4方向型の天井埋込カセット型エアコンがおすすめです。このタイプは、広範囲にわたって均等に風を送ることができ、室内の温度を素早く調整します。

まとめ

今回は、業務用エアコンの種類とそれぞれの特徴について解説しました。

業務用エアコンの選び方

  1. 使用環境に合った形態を選ぶ
  2. 設置場所に応じて最適なタイプを選ぶ
  3. 景観を重視する場合はビルトイン型がおすすめ
  4. 広い空間では天井埋込カセット型が効果的
  5. 工事費用や手間も考慮して選択する室内空調の効率を重視することも大切

各エアコンの種類にはそれぞれの特徴があり、利用環境に合わせて選ぶことで快適な空調を実現できます。ぜひ今回の情報をもとに、最適な業務用エアコンを選んでみてください!